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服部先生

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小学生のころ(低学年だったかな?)、何気なくかかってたテレビに白いグランドピアノが映っていた。

教育テレビ(今の「Eテレ」)でやっていた「ピアノでポップスを」という番組。毎週先生がアレンジしたポップスをゲスト(か、素人さん?)と一緒にレッスンしながら奏でていくというスタイルのカルチャー系番組。
なかなか小学生が見る番組じゃないよね~。

オープニングテーマは「Le Rhône (ル・ローヌ)」。作曲はもちろん服部克久先生。
曲名の通り、流れるような軽やかなメロディー。

いつの頃からか「ピアノが弾けたらいいな」という思いがあった自分。テレビから流れてきたその“洒落た”響きに心を奪われた。

残念ながらピアノを習うことはできなかったけれど、ずっと(今も)ピアノを“ちゃんと”弾きたい欲求は途切れることなく続いているんだよね。
“ちゃんと”弾けないのに、弾いてみたいなという曲を見つけるとついつい楽譜を買ってしまう(笑)
楽譜は読める、でも指が言うことを聞かないというか、なかなか思ったように動いてくれなくて。
でも、いつかは“ちゃんと”弾きたい。

我が家の子どもたちは娘も息子もピアノを習っている。
特に習わせたいと思っていたわけではないけれど「習い事、何がしたい?」と当時5歳の娘に聞くと「ピアノ~」と答えた。
あの日からおかげさまで我が家にはピアノの音が鳴り響いている。
(まさか、グランドピアノを買うことになるとは思っていなかったけどね)
息子も私と娘のやり取り(ご想像にお任せします…)を見ていたのに、ある日「(自分も)ピアノ習いたい」と言い出し、中3になった今もレッスンに通っているし。

人生には「きっかけ」と「出会い」が重要だというけれど、音楽と私の出会いのきっかけのひとりが服部先生だったのかもしれない。

ご冥福をお祈りします。ゆっくりお休みください。

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